沈香と伽羅は何が違うのか — 同じ木で、呼び名が違う
伽羅は沈香の一種です。別の木ではありません。それなのに値段が桁で違うのはなぜか。日本の香道の分類と、栽培伽羅の産地の分類を並べて、違いの正体を整理します。同じ木から伽羅が生まれる理由を探る、近年の研究にも触れます。
天香屋の考え
当店は、人の手で育てた香木「栽培伽羅」を、栽培品として売る店です。
野生の伽羅の代わりではなく、栽培は栽培として。「栽培伽羅」という名のまま、伽羅らしい香りを次へつないでいける。当店はそう信じて、この仕事をしています。
香炉に一片を置いて、部屋いっぱいに香らせる。日々の暮らしの中で、法事の席で、伽羅らしい香りを惜しまずに焚く。
当店がしていること
当店の材は、農園で採ったままでは商品になりません。人の手で開けた孔の内部には木屑や土が残り、伐りたての材は水分を多く含んでいます。
当店は、超音波洗浄 → 切断 → 剔除(てきじょ)→ 二次洗浄 → 乾燥 → 選別(香りと沈水)を経たうえで、倉庫でおよそ一年寝かせます。余分な水分が抜けて、重量が動かなくなってから量るためです。買ったあとに目減りしない香木をお届けしたいと考えています。
読みもの
伽羅は沈香の一種です。別の木ではありません。それなのに値段が桁で違うのはなぜか。日本の香道の分類と、栽培伽羅の産地の分類を並べて、違いの正体を整理します。同じ木から伽羅が生まれる理由を探る、近年の研究にも触れます。
栽培伽羅は、人の手で結香させた本物の沈香です。野生の伽羅との違い、本物かどうか、結香のさせ方、1gの値段、粗悪品を避けるための確認事項を、当店の実務に沿って整理しました(公開価格で野生の伽羅は26,400〜88,000円、栽培伽羅は刻・乱切・細刻み440〜5,500円、2026年8月24日・当店調べ)。
沈水は「水より比重が大きい」という物理的な事実で、樹脂量の目安にはなりますが、それだけでは香りの質は決まりません。同じ品種の中で比べれば沈む材のほうが香りも高い——当店の経験ではそうですが、品種が違えば安価でも沈む材が実在します。沈水の意味と限界を整理します。
定番の香木
いずれも現在は販売準備中です。販売再開の時期が決まり次第、このページでお知らせします。再開のお知らせをご希望の方は、お問い合わせフォームで「販売再開のお知らせ希望」をお選びください。価格は税込・送料込です。
はじめての方へ
香木は、写真と文章だけでは判断できません。二つの等級と三つの形、計12gをひと箱に、焚き方の栞を添えてお送りします。
4,680円(税込・送料込)
新しい店ですが、新しい売り手ではありません。
メルカリで約3年、栽培伽羅を224件出品し、そのすべてが売れてきました。
直近100件の取引評価は、すべて「良かった」でした(数字は2026年8月時点の記録)。これまでの歩み
量をお使いの方へ
100g・500gと量が増えるほどグラム単価は下がります。寺院様や、まとまった量を続けてお使いになる方で、1kg以上または定期でのお求めをお考えの場合はご相談ください。内容が決まりましたら、専用の購入ページをSTORESにご用意します。定期のご注文には価格を優遇します。